1886年に大阪鞄革具製造組合が設立され、一世紀以上の長きに渡り「かばん」がつくられてきた歴史が大阪にあります。
日本の現代かばん製造史を紐解くと、最も古くから携わっている場所が大阪なのです。
そして今日に至るまで職人の細やかな技術とよいかばんをつくる情熱が受け継がれています。
他の産業同様に、安価な海外製品や職人不足/高齢化など幾多の困難に直面しながらもひたむきに乗り越えてまいりました。
そんな中、これからの未来を切り開き、そして大阪のかばんづくりの文化を広くみなさまに知っていただくため、有志が集いこれまでの経験と英知を振り絞り、最高峰のかばんとかばん製造技術を昇華したライフスタイル製品をラインナップしたコレクションライン(ブランド)「Same-ol'(セイムオー)」を立ち上げました。
私達有志は「Same-ol'(セイムオー)」を通じて職人技術の継承は元より、大阪かばんの歴史の主役である職人ひとりひとりがその誇りと技術を製作に注ぎ込むことによって、先人の栄華や苦労を踏まえ、企業/ 職人が一つのブランドを構築するといった、これまでにない新しい形が大阪でのかばん製造文化を継続させる一翼として、新たな歴史を示していくことをここに誓います。